FC2ブログ

エイヴェレ・ピアノフェスティヴァル - 2 -

エイヴェレでのリサイタルは、シサスク:《銀河巡礼〜南半球の星空》
全曲を、作曲者シサスク氏のナレーションとともに演奏します。


Eivere Piano Festival in Estonia
YUKO YOSHIOKA Piano Recital
Saturday, 2th of August 2014
at 7 pm Concert




Program:
Urmas Sisask: Starry Sky Cycle "Southern Skies" Op.52
ウルマス・シサスク:銀河巡礼〜南半球の星空 Op.52(全曲)



 カメレオン座 “走行” Chamaeleon-Drive
 はちぶんぎ座 “沈滞” Octans-Stagnation

 テーブルさん座 “野火 - 解決” Mensa-Bush Fire-Clearing
 とびうお座 “変容 ” Volans-Transformations

 ケンタウルス座 “啓発”Centaurus-Enlightenment
 みなみじゅうじ座 “悪夢” Crux-Incubus
 はえ座 “解放” Musca-Liberation

 エリダヌス座 “前進 - 無形化-虹の彼方への旅”
 Eridanus-Progression-Dematerialization Journey Beyond the Rainbow

 みずへび座 “明確な対照” Hydrus-Sharp Contrasts
 くじゃく座 “闘争 - 和合” Pavo-Unity and Struggle
 みなみのさんかく座 “二等辺の対照” Triangulum Australe-Isosceles Contrast

 コンパス座 “ブラウン運動” Circinus-Brownian Movement
 ふうちょう座 “調和” Apus-Reconciliation

 とも座 “静寂” Puppis-Silence
 ほ座 “嵐” Vela-Tempest
 りゅうこつ座 “一陣の風” Carina-Single Gust

 4部から成る《銀河幻想曲》Interlaced Galactic Fantasy in four parts  
 第1部 大マゼラン銀河 Large Magellanic Cloud
 第2部 小マゼラン銀河 Small Magellanic Cloud
 第3部 コールサック(石炭袋)The Coalsack
 第4部 宝石箱 The Jewel Case

 きょしちょう座 “放浪” Tucana-Straying
 インディアン座 “幻影 - 踊る小人たち” Indus-Visions-Dancing Dwarves

 さいだん座 “潤沢” Ara-Exuberance
 かじき座 “霧の中の喜び” Dorado-Delight in the Mist

 とけい座 “膨張” Horologium-Expansion
 レチクル座 “悠久 - 悠久の彼方へ” Reticulum-Eternity-Fading into Eternity


Narration: Urmas Sisask
語り:ウルマス・シサスク


開催場所:Eivere Manor(エイヴェレ・マナーハウス)
チケット販売 & 出演者プロフィール:PILETILEVIPLMF(Planet Of Talent)





エイヴェレ・ピアノフェスティヴァル - 1 -

エストニアのエイヴェレ Eivere で 8月に開催される "Eivere Piano Festival"
にて、リサイタル、ガラコンサートでの演奏、そしてマスタークラスの講師
をさせていただくことになりました。マスタークラスは、私は英語で行います。





開催場所:Eivere Manor(エイヴェレ・マナーハウス)

チケット販売 & 出演者プロフィール:PILETILEVIPLMF(Planet Of Talent)



マスタークラス詳細:PLMF より以下に転記

MASTERCLASS FOR PIANISTS
AUGUST 1 - 3, 2014 in Eivere Manor (90 km from Tallinn)
We welcome students and professional piano players.

TEACHERS
Yuko Yoshioka (Japan)
Irina Zahharenkova (Estonia)

Masterclasses are held on the 1st and 2nd of August from 12 - 6 pm
at the Eivere Manor.
The Masterclass will take place during the Eivere Piano Festival - more
information about festival HERE.
Paticipants are allowed 30 min of individual lessons on both days and a
chance to perform at the Eivere Piano Festival concert for the Master
Class students on August 3rd at 12 pm and they have free entrance to
all the concerts taking place during the Eivere Piano Festival.

The lessons are open for listeners.

The participation fee is:
- 50 euros (2 days without accommondation, incl. lunch)
- 85 euros (2 days with accomondation and 6 meals - a need to take a
sleeping bag or sheets)

Please send your applications to plmf@plmf.ee by June 8th.

For further information please contact Leelo Lehtla +372 5648 4244,
leelo@plmf.ee, www.plmf.ee


響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ




「響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ」を無事終えることができま
した。たくさんの温かいご支援に心より厚く御礼申し上げます。

秋場敬浩君とともに、エストニアの音楽と真剣に取り組んで10年。
知られざる作品の発掘とその初演には楽しみと苦労と両方同じくらいの積
み重ねがありました。今回の演奏も大半が日本初演となりましたが、私の
演奏した曲も音源なし、楽譜は手書きであったり・・特に「エストニアの
風景」(ポルドマエ作曲)という作品は、風景の地名がすべて知らない場
所。今はインターネットで何でも調べられるので、その場所の写真はゲッ
トできましたが、それと音楽を結びつけるものは想像力と感じる心でしか
ありません。でも時間をかけて音楽を心に刻んでいくにつれ、目で見る風
景より深い印象が得られたかもしれません。井上さんに歌っていただいた
トゥビンの歌曲はどの曲も情景を描写する詩が繊細で、それがエストニア
の風景なのか、トゥビンの人生を比喩するものなのか・・とにかく美しい
詩で、伴奏も歌詞に寄り添い、光と影を受け持って本当によく出来ている
と思いました。齋藤さんのヴァイオリンによるアルヴォ・ペルト作曲「鏡
の中の鏡」の10分間は、弾いているとどんどん過去にさかのぼって、二度
と会うことができなくなってしまった人と再会できたような境地にも至り
ました。井上さん、齋藤さん、素晴らしい演奏を本当にありがとうござい
ました。

エストニアのタサ大使は、これから10年、20年と活動を続けるようにと
お話しになりましたが・・・ 今の私がその気になるにはかなりのエネルギ
ーが必要です。でもこんな私の努力でもご期待に添えるならば、また頑張
りたいと思っております。










お待ち申し上げております





5月9日(金)「響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ」が明日に迫り
ました。
曲目解説は私の独奏曲に関して・・で終わってしまいましたが、どうか
お許し下さい。(体調を整えるのに、ここへ来てとても苦労しており
ます。)

明日、お配りするプログラムには、駐日エストニア共和国大使、日本・
エストニア友好協会会長、エストニア音楽情報センター所長 各氏より
エストニアン・ミュージック・プロジェクト結成10周年へのお言葉を
頂戴しているほか、曲目解説も例年に劣らず、充実した内容となって
おります。

明日は、これまでエストニア音楽とともに歩んできた10年という月日の
ことを思い、エストニアをより近くに感じる一日にしたいと願っており
ます。日本初演となる曲も多く、エストニア音楽をピアノ、ヴァイオ
リン、声楽(バリトン)の多彩な演奏で、お楽しみ頂きたいと思います。

この夏は、昨年果たせなかったエストニアでの演奏を実現させていただ
けることになり、明日は私にとって、それに向けた重要な第一歩でもあり
ます。

明日の当日券はまだございます。
ぜひご来場くださいますようお願い致します。

心よりお待ち申し上げております。







4つのエストニアの風景(2)

アロ・ポルドマエ作曲の《4つのエストニアの風景》に取り上げられている
実際の風景を探してみました。

1. 氷に閉ざされたケイラ・ジョアの滝



ケイラ・ジョアの滝は、エストニア北部のケイラ川にあり、エストニアでは
3番目に大きな滝。高さ6m、幅70m。



ポルドマエ氏は、凍りついた滝の迫力ある造形、氷に反射する光などを独特
なハーモニーで描いています。凍りついた滝からは、水流の音は聞こえない
けれども、水流があるときには聞こえなかった音が聞こえるかもしれないし、
動きが止まった世界を見るのはとても神秘的で、彼はそうした風景に強い霊
感を受けたのではないかと思います。

参照サイト→こちら



2. ヴォーレマー地方



ヴォーレマー Vooremaa とは「多くの丘を有する風景」の意。人類未踏の
森が点在し、世界的にも重要な湿地帯を保有する自然保護区です。鹿、熊、
狐、オオヤマネコなどの野生動物も数多く生息しているそうです。

ポルドマエ氏のこの作品は、広大な景色をのびやかな旋律で表しつつ、
見えないけれど、どこかに潜んでいる生命(動物たち)を慈しむ気持ちに
溢れています。ある表現には、大自然の厳しい現実にもしっかり目を向け
ているように感じられる部分もあります。

参照サイト→こちら



3. ヴァルスカの砂丘



ヴァルスカの町はエストニアの南東に位置するプスコフ湖近くにあり、
ミネラルウォーター Värska でも知られています。ポルドマエ氏による
と、森の周囲 1キロにわたって、砂丘が広がっているといいます。

曲の冒頭は全4曲中、もっとも静寂、そしてシンプル。どこか懐かしい
子守歌のような旋律は何度も繰り返されます。途中、2度にわたって
衝撃的なアクセントが繰り返される部分があるが、砂丘の刻々と変わる、
波打つような砂地の造形なのかな・・と私は想像して弾いています。

参照サイト→こちら



4. リストナの打ち寄せる波



リストナ というところは、バルト海に浮かぶヒーウマー島の最西端に
あり、スウェーデンのストックホルムはその沖、西へ200キロとのこと。
エストニア唯一の大防波堤があり、サーフィンやヨットを楽しむ人々で
にぎわう場所です。

次々に打ち寄せる波の様子が、即興的に音とリズムで表現されています。
海の波の音というより、動きや太陽の光や風の向きによって変化する色、
入り組んだ岩に当たって砕ける水しぶき、あるいはサーフィンやヨット
がそうした波に乗っている様子を表現しているように感じます。最後は
夕日が海に沈み、やがて星空が広がり、波の音だけが聞こえる・・私の
イメージです。

参照サイト→こちら



響きの風景〜エストニア室内音楽の夕べ
5月9日(金)19:00開演
五反田文化センター音楽ホール

チケットお申込み:estonianmusicjapan@gmail.com





ポプリコンサート Vol.36 速報

今年のポプリコンサート(門下発表会)は以下のように決定
となりました。

日時:2014年11月3日(月/文化の日)14:00開演~20:00終演
場所:汐留ホール http://ccfj.com/hall/
使用ピアノ:スタインウェイ B-211



卒業生の方には本日メールをお送りしています。
アドレスが変わっていて、メールが戻って来た方が数名おられます。
連絡を欲しい方は私までメールしてください。
なお、kororin から始まるアドレスは現在は使用していません。
コンサートのご案内をお送りした際にお知らせしていますので、
そちらをご覧下さい。それでも不明の場合は、このブログのコメント
にご連絡ください。



4つのエストニアの風景(1)

私が演奏するもう一つの独奏曲は、アロ・ポルドマエ作曲の
《4つのエストニアの風景》です。
ポルドマエ氏は1945年生まれ。タルトゥ音楽院、タリン音楽院
に学び、2009年からはタルトゥの母校にて、トゥヌ・クルヴィ
ッツやマリ・ヴィーマントなど、現在、著名な作曲家として活躍
する教え子を輩出。また、ヘイノ・エッレルの弟子の一人として
彼の音楽遺産の研究と紹介、維持管理に貢献し、同じく2009年
にヘイノ・エッレル賞を受賞、また同年、エストニア・ピアノ
博物館を設立されました。
こうして見ると、2009年という年は彼にとって特別な年のよう
ですね。
《4つのエストニアの風景》もなんと、その2009年の曲!
使用している楽譜は手書きのもので、まるで出来たてほやほやの
ようでしょう?


写真


これは一曲目です。不鮮明なところがあったので、ポルドマエ氏に
メールで質問させていただいたところ、とても丁寧にお返事くださ
いました。今回、日本初演できることが楽しみです。
以下が全4曲のタイトルです。


組曲《4つのエストニアの風景》(2009)
 1. 氷に閉ざされたケイラ・ジョアの滝
 2. ヴォーレマー地方
 3. ヴァルスカの砂丘
 4. リストナの打ち寄せる波

私にとって、カタカナの地名のどの場所もなじみがないのですが、
ポルドマエ氏にとって、どれも思い出深い場所なのだそうです。
この組曲は現在も作曲が進行中で、最終的には《12のエストニアの
風景》となるとのことです。
どれも短い曲で、風景を短歌に詠んだような作品とでもいうべきか、
あるいは水彩画の軽やかなスケッチとでもいうべきでしょうか。
今回のEMPコンサートのタイトル「響きの風景」にぴったりな作品
です。

4つの場所については写真を集めたので、次回ブログにて、見ていた
だきたいと思います。お楽しみに〜







カドリオルグの春〜歌の祭典



タリンの郊外に位置する「カドリオルグ公園」の写真です。

カドリオルグは、ロシアのピョートル大帝がエカテリーナ妃のために
造らせた公園で、エカテリーナに対応する女性の名を使い、“カドリの
谷” と呼んだのが名前の由来。写真の離宮は1718年から5年をかけて
建設された後期バロック様式の宮殿です。建物の色合いと敷地やお花
の色がとても美しく調和していますね。

ここは冬、雪に覆われますが、春の公園の緑地には、春の訪れを喜び
合う人々が憩うとなるとのこと。
E. カップ作曲の〈カドリオルグの春〉は、そんな春の麗らかさ、人々
の安らぎの時間を、親しみやすい旋律と深みのあるベースラインで
表現しています。最後にはカッコウの鳴く声が聞こえて来るでしょう。
こちらのサイトも→是非ご覧下さい!


カドリオルグ公園に隣接するところに、巨大な野外劇場「歌の原」が
あります。

800px-XXV_üldlaulupidu

この写真は、そこで開催される「歌の祭典」の様子です。
100年以上前から5年に一度開催される「歌の祭典」ですが、今年
2014年はその開催年となります。

この合唱際で必ず歌われるのは、Mu isamaa on minu arm(我が
祖国、我が愛)」。エストニアで第二の国歌として親しまれていま
す。歌詞は→こちらをご覧下さい




1988年9月、エストニア各地から30万人がここに集って独立への
思いを歌い、「歌う革命」を起こしました。
E. カップは〈歌の祭典〉で、このことを思い起こして作曲したこと
は間違いないでしょう。アカペラによる歌声の掛け合いシーンを
挟みつつ、祖国を愛する気持ちで一つになっていく大合唱をピアノ
ソロで表現しています。

以上で E.カップ作曲《タリンの絵》についての解説を終えたいと
思います。もう一曲、〈リレー競争〉という面白い曲がありますが、
当日のプログラムをご参考に、楽しんでいただけたらと思います。


カレンダー
04 | 2014/05 | 06
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
リンク
プロフィール

吉岡裕子

Author:吉岡裕子

カテゴリ
最新記事
最新コメント
ポプリの本棚
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
みどころ