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『星を聴く人、ウルマス・シサスク』

ブログの更新が間に合わず、コンサートが終了してしまい、申し訳あり
ません。
シサスク氏来日に伴い、コンサートのみならず、いろいろな計画が予定
されていたので、それをやり遂げるだけで精一杯でした。

4月23日の『星を聴く人、ウルマス・シサスク』は、ほぼ満員のお客様
にご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。
シサスク氏の幸せそうな表情が忘れられません。
温かいご支援に心より感謝し、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。


明日より、「ウルマス・シサスク来日日記」と題して、連載します。
そのあとは、これまた途中になっている、昨年のエストニア滞在の日記
も続ける予定です。

今後ともよろしくお願いします。



バオバブ座混声合唱団

ウルマス・シサスクの全作品のおそらく半分以上の数を占めるのは、
合唱曲。エストニアが合唱の国であるためでしょう。国民の70%が
合唱団に所属しているといいます。何十万もの人々が手をつないで
ソビエトの占領に立ちはだかり、無血の独立を果たしたという「歌う
革命」は、歴史上、他に類を見ません。

23日開催の『星を聴く人、ウルマス・シサスク』の主催は、「バオ
バブ座」であることは先に書きましたが、今回、出演の合唱団は、
このコンサートのために結成された合唱団で、「バオバブ座混声合唱
団」と名付けられました。日本・エストニア友好協会の澁谷直衛さん
が60名もの団員を集めてくださいました。指揮者は、清水 昭さんです。

シサスクの合唱曲は、代表曲「グローリア・パトリ」やミサなど、宗教
曲も数多いのですが、今回は数ある彼の合唱曲の中から、星にまつわる
曲を選曲しました。

混声合唱のための
《天空の星たち》Op.96(2006年)
《星たちに寄せて》Op.116(2008年)

の2曲で、どちらも非常に美しいア・カペラです。
《天空の星たち》は、エストニア語の歌詞(シサスク自作)。
《星たちに寄せて》は、フリードリヒ・リュッケルトのによるドイツ語
の歌詞で、R.シューマンにもこの歌詞による合唱曲がありますが、シサ
スクのこの作品は、ご本人曰く、星々のハーモニーを表しているとのこと
で、より神秘的な響きをつくり出しています。

この2曲の音源はないのですが、You Tube でシサスク作曲のこんな曲を
見つけました。
《宇宙の創造主》という興味深いタイトルです。
(Universmi loojale Op.131/2011年)





「星を聴く人、ウルマス・シサスク」のプログラム構成

シサスク初来日に記念すべきコンサートとなる『星を聴く人、ウルマス・シ
サスク』のプログラムは、もちろん、オール・シサスク・プログラムです。


【プログラム】(§ 印は日本初演)

連作ピアノ曲集《銀河巡礼》第一集~〈北半球の星空〉Op. 10 から

1. みずがめ座 ― 夢
7. アンドロメダ座 ― 力
18. こぐま座 ― 平和
21. うみへび座 ― 無限
22. ペルセウス座 ― 黙想

Pf. 秋場敬浩


フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための《上弦の月》Op. 40 §

Fl. 白水裕憲
Vn.ヤンネ舘野
Vc. 舘野英司
Pf. 吉岡裕子



四手連弾のための《ソンブレロ銀河(M104)》Op. 119 §

Pf. (Primo) 吉岡裕子
Pf. (Second) 秋場敬浩


■ 休憩 ■

混声合唱のための《天空の星たち》Op. 95 §

混声合唱のための《星たちに寄せて》Op. 116 §

Cond. 清水 昭
Choir. バオバブ座混声合唱団


左手のためのピアノ組曲《エイヴェレの星空》Op. 142 から

第2曲〈エイヴェレの惑星〉
第3曲〈エイヴェレのオーロラ〉
第6曲〈エイヴェレの流星〉

Pf. 舘野 泉
 

___________________________________

コンサートは、88星座すべてにピアノ曲を捧げ、《銀河巡礼》シリーズを
完結させることをライフワークとしているシサスク氏の最初の大作、ピアノ
曲集《銀河巡礼〜北半球の星空》からスタートします。

曲集の第1曲 〈みずがめ座〉に始まり、〈うみへび座〉や〈ペルセウス座〉
を選曲しているのには意味があります。

〈みずがめ座〉については、以前、ブログに書いたことがあるので、そちら
をご覧下さい。→こちら

今回のプログラムの全体を見ると、ピアノ独奏(秋場さん)に始まり、ピア
ノ独奏(舘野さん)で終わるという構成になっていることにお気づきかと思
います。

最初の《銀河巡礼〜北半球の星空》は1987年の作品、左手のためのピアノ
組曲《エイヴェレの星空》は2012年の作品で、シサスク氏の音楽人生の
最初期と現在の作風を聴くことができます。

それだけではありません。
《エイヴェレの星空》から舘野さんがお弾きになる、第3曲、第6曲には、
〈うみへび座〉と〈ペルセウス座〉からの引用があるのです。特にこの
組曲の終曲でもある第6曲〈エイヴェレの流星〉は、《銀河巡礼〜北半球
の星空》の終曲〈ペルセウス座〉に回帰したかのようにそっくりなのです。

これは何を意味しているのでしょう。
シサスク氏が来日するので、ぜひとも質問してみたいところです。




シサスクは星の王子様?

2月8日の日記『ウルマス・シサスク初来日』の続きです。

昨年10月初めに突然、舘野 泉さんからメッセージが届き、シサスク氏
を日本に呼ぶことを具体的に相談するため、ピアニストの秋場敬浩君と
舘野さんのお家に伺うことになりました。

3人だけでのミーティングでは、シサスク作曲の左手のためのピアノ協
奏曲の世界初演の前に、オール・シサスク・プログラムによるコンサー
トを企画しましょうということに・・。
〜舘野泉とその仲間たち〜ということで、どんな曲が演奏できるか検討
が始まりました。

11月には2回目のミーティング。
そして、チラシが出来上がりました。


表面_修正0106


主催は「バオバブ座」。
「バオバブ」というのは、舘野さんのご命名で、それに「座」(星座の
「座」)を付けたのは私です。

なぜ「バオバブ」なのかは、チラシ裏面の舘野さんのご挨拶をお読み下
さい!

(画像を2回クリックすると拡大します)


裏面_修正0106



いよいよ来週20日に、シサスク氏が来日します。
私は成田まで、シサスク夫妻をお迎えに上がることになっております!


チケットのお申し込み、まだお受け出来ます。
よろしくお願いします。





白水裕憲フルートリサイタル

白水さんリサイタル2015

白水さんチラシ裏



ブログ更新の余裕ないまま、3月があまりにも忙しく過ぎ去りました。
間際になってしまいましたが、来たる4月5日(日)、フルートの白水
裕憲さんと共演させていただきます。
毎年、4月の第一日曜日に、高崎市の coco.izumi で開催し、10年続け
るという目標で始まったリサイタルも、今年で3回目です。

白水さんとは2007年に知り合い、八ヶ岳高原音楽堂にて、10回を
超えるコンサートをさせていただきました。
その頃のレパートリーに新しい曲も取り入れながら、内容的に、毎年
変化している(できれば「進化している」と言いたい・・)私たちです。

伴奏者としての今回のチャレンジ曲は、シューベルトの名曲「萎める
花による変奏曲」になるでしょうか。内容的にも技術的にも非常に難曲
で、ピアニストは弾くのを嫌がる傾向があります。
やる!と自分で言っておきながら、途中でくじけそうになりましたけれ
ど、大分弾き込んで、ようやく、この曲の新しい魅力が見えてきました。

プーランクの「ソナタ」、デュティユーの「ソナチネ」は、私にとって
は初めての取り組み。フルート&ピアノの作品の中でも、本当にバランス
良く出来ている傑作と感じます。デュティユーは白水さんの十八番です。

おっと、なぜか解説を始めてしまいましたが・・
つづきは当日の私のトークで!

高崎の桜も今週末が見頃です。ぜひ、ふらりとお出かけ下さい。
終演後は、先日のシサスクのコンサートと同様、ティーパーティーを
行いますので、こちらもぜひご参加下さい。
心よりお待ちしています。










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